ヘラ、雪見だいふく買ってきたよ。
ヘラ「幸美大福！？何よそれ！！？」
雪を見ながら食べる大福の事だよ。冬場も売ってるけど、夏場も売ってるんだよ。
ヘラ「あっあらそう…。美味しそうねぇ。」
ニケ、一緒に食べよう。
ニケ「はい。」
午後の紅茶をいれる私。
ヘラ「午後って確かに午後だけど…。」
ヘラが遅いんだもん。
ヘラ「私は夕方には帰ってたわよ。あなたがグースカ寝てるからでしょ。お陰でニケから衝撃の報告をいっぱいされたわよ…。さっきあなたの記憶も寝ているうちに読ませていただきましたっ。」
そう。まあ、アイスクリームだから溶けちゃうよ。
ヘラ「アイスクリームなの！？これ？」
はい、あ～んして。
ヘラ「自分で食べますっ。」
つれないなぁ。
ヘラ「ちょっと何これ…ピッツァみたいに伸びる…。でも美味しいわね。もっと食べたくなるわね。」
美味しいでしょ？でもダメだよ。もう一個はニケの分なんだから。
ニケ「え？私ですか？…いいんですか？じゃあ…。ふうー。！！んーーーっ！」
溶けかかってたね。全部口に入れて。
ニケ「んーー。後味がいいですねーー。もっと食べたくなりますね、確かに。」
でしょ？でも今日は1ケースしか買ってこなかった。
ニケ＆ヘラ「えーーー！！」
お茶飲もう。
ニケ＆ヘラ「はーーー…。」
今日ずっと幻聴聞こえててね。今も聞こえてるんだけど。
ヘラ「あなたが戦争の火種を振りまいてどうするんですか？どうするつもり？北朝鮮は訓練用抑止用のミサイル発射したらしいけど。その程度でまだおさまってていいわね。マルスはやる気無いんでしょ。アナトは銃器の時代に生きてきてないからわからないんじゃない？勉強中かもね。エリスは楽しいでしょうけど。セクメトは起動してないみたいだけど。アメリカで竜巻が起こった影響かしらねぇ？大気の変化というか…。」
なんの事？
ヘラ「？」
ニケ「さっきも説明したとおりデウス様は覚えてないんですよ。私と優雅にお茶してたし。」
ヘラ「覚えてない…。……。それも困ったわね。あーもー懸念事項が増えたー…。」
お茶飲まないの？
ヘラ「大事な話してるのよ？覚えてないらしいけど。まあ…飲むけど…。この市販の紅茶はどうしても後味が残るわね…。」
ニケ「今日は私の事ほっといてずっと幻聴やブログと会話してたみたいですよ？何やら突拍子もない事いろいろ書いてました。トイレがどうとか。そのあと眠ってて。おかげで相撲見てましたよ。」
ヘラ＆（ニケ）「ギランッ あなた…！！（東！！）」はい…。
ヘラ「21:00からのニュースにしなさい！」
えーー…。井田さんが…春ちゃんもいいなぁ…。
ヘラ「やっぱりダメ！天気予報はデジタルボタンで済ませなさい。」
そんなぁ！！天気予報を見るのはゼウスとしての仕事だよーー！！ヘラがなんと言おうと、見るから。
ヘラ「その仕事さぼってグースカ寝てたくせに。」
くっ！！薬のせいだよ！仕方ないよ。私もヘラの仕事について行こうかなー？花嫁さん見たいなー。
ヘラ「千里眼、透視能力、が無いと無理よ？一度に複数管理するんだから。そんな悠長な現場じゃない。」
そ…そうか…。
ヘラ「でもニケと何も無かったみたいね。それはよろしい。」
あ…。
ヘラ「むっ…！……お風呂一緒に入ってたみたいね……それはどういう事…？」
いや、どうせ東のやった事だよ。ね？ニケ。
ニケ「そうですよぉ？」
ヘラ「………そう。」
