かあさんは私がモデルガンを手に入れたとき、
こんな事を言っていた。
かあさん「これ銃やないか!」
私「モデルガンだよ。模型。」
かあさん「でもこれに実際に弾つめたらひと殺せる訳やろ!?」
私「出来る訳ないよ。そんな事したら暴発してこっちが怪我するよ。」
私はかあさんが心配するのも気付けるけど、
こう言いたかった。
武器の仕組みを知っとくのは悪い事ではない。
と。
孫子の兵法に有名な言葉がある。
敵を知り己を知らば百戦危うからず
たとえば、
同級生が捕まりました、
何かで縛られています。
どうしますか?
かあさんならほどこうとするだろうか?
ではその縛っているもの自体が、触ったら爆発する物で出来ているのに、知らずにほどこうとしたら?
知らなかったでは済まない。
自分も、捕虜も、死ぬ事になる。
部分の固有名詞を知らなくて申し訳ないが、
私はモデルガンで銃の仕組みを学んだ。
リボルバーの撃鉄をひけば弾をつめてある部分が回転して、撃って無くなった弾の部分から新しい弾の部分になる。
その為、西部劇で、
物陰に隠れて
片手で銃の持ち手を持ち、
片手で撃鉄を常に下げられる状態にして、
リボルバーの連射をするシーンがある。
リボルバーを連射するにはその姿勢が適している事を、リボルバーのモデルガンを持っているから気付ける。
他にも私の持っていたヘッケラーのモデルガンは、
薬莢にひとつひとつBB弾を詰めるタイプで、
1発撃つと、
でも連射は出来ないので上のカバーを後ろに引くか前に押すかすると(どっちか忘れた)、
横に開いた窓からBB弾の無くなった薬莢が飛び出し、下の薬莢の束から次の薬莢が充填され、
次また撃てる様になるという仕組み。
上のカバーを押すタイプのは、撃つと薬莢が飛び出し、上のカバーが自動で後ろに下がるので、上のカバーを前に押してやると次の薬莢が充填されるのだ。
ラーマ オムニもそんなタイプだったかも。
上のカバーを引いたときに薬莢が飛び出したのか、撃つと飛び出したのかは忘れたけど、
持ち手に装填された、銃と薬莢の関係(薬莢の行方)に気付ける。
落ちている薬莢で、銃の口径やどの銃を使っているかが気付けるという事も、
多くの作品を見る上で気付けた。
撃たれた弾そのもので口径や銃がわかるだろうけどね。
その点リボルバーは6弾か5弾しか撃てないけど、薬莢ははまったままなので、薬莢入れを横に倒して、銃口の下の棒状のを手前に押して薬莢を取り出すときに回収すればいい。
なので普通の警察官の持っている銃は5弾しか入っていないリボルバーで、
撃ったあと落ちる薬莢をわざわざ回収する手間はない。
薬莢入れごと外れて、予備と付け替えるのと、
棒状のを押すと空の薬莢が全部押し出て、空の薬莢を落とし、薬莢入れに一本ずつ弾の薬莢を入れて行くのと、
2種類あるらしいけど、
連射実戦では上記の方が早いかも。
どっちが早いか知らんけど。
そういう銃の仕組みをモデルガンで学んでおくと、
作品群を見たときに気付ける。
たとえば、
学校の警察のドラマで、生徒が、警察が撃鉄を引いたのを見て驚くシーンで、
私「撃鉄の意味がわかるんだ?」
と思った。
撃鉄が引かれて、戻るとき、撃鉄にある細長いハンマーで薬莢の裏の部分に衝撃を与えて、
その衝撃で薬莢に入った火薬が爆発し、弾が飛ぶ
という一連の「銃の仕組み」を知ってないと、
撃鉄が引かれた事に新たに驚くシーンは成り立たない。
私の持っていたワルサーP38やオートタイプのコルトのバネ式のおもちゃは、
BB弾をザラザラと入れる事が出来て、薬莢が無かった。
弾を飛ばすおもちゃとしてはフロンガスも使わないで飛ばせて、上記のモデルガンよりすぐれているけど、
銃の仕組みを学ぶ事に関しては上記のモデルガンの方がすぐれていた。
今どき使うやつがいるのかは知らないけど、
フロンガスを充填するのも面倒だし、
フロンガスの銃でバネ銃より遠くに飛ばせた事は一度も無い。
バネ銃のおもちゃの方が当たると痛い。
分解してバネを引っ張って引き伸ばせば、更に強くなる。
高いお金出して消耗品のフロンガスを買う必要もない。
そこら辺の、ゴミを荒らす様なカラスを撃退する位なら、バネ銃で充分。
この辺にカラス、最近は居ないけどね。
ゴミ収集場にネットかかってるから荒らすカラス居ないみたいだし。
普通の生活に、おもちゃでも、銃の機能は必要ないんだよね。
日本の銃刀法は間違ってない。
観賞用のモデルガンや刀や剣持ってても、多分コスプレとかにしか使わない類のものだ。
私の持ってる5弾式のリボルバーのモデルガンは子供のとき買ったやつだけど、
その頃まだオネショをしていて、
オネショした布団の上に置いてあったらしく、
金属部分が尿のアンモニアで変質してムラムラの模様の様なのが出来てしまい、いまだに取れない…。