fatimariaの日記

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統合失調症と麻薬

機能性幻聴は、「インヴェガ(INVEGA)」という薬で、一週間くらいでピタリと、ほとんど聞こえなくなった。
特にバックグラウンド音声オートリピートが一切無い。
まだ新しい薬なので、一回の診察で、14日(2週間)分しか処方できない薬。
つまり、来年の4月まで、2週間に1回は通院しないといけないらしい。
通院させる為の口実かどうかは知らないが、
機能性幻聴の
バックグラウンドオートリピート(「歌」トカ、遠くで自動的に繰り返す音声)が無くなったのは事実だ。
(あとで気付いた事だが、インヴェガアカシジアがひどくてよく食べて太ってしまう。)
 
インヴェガの特徴は、
経口徐放型抗精神病薬で、
経口徐放型というのは、体内の水分で膨らんで、経口(穴)から、徐々に放つ型(タイプ)の薬なので、
血中濃度(血の中の薬の成分の濃さ)が、時間によって波打たない(時間が経ってもほとんど変わらない)薬。
副作用が少ないので、他の抗不安薬などとも合わせやすい。
 
最近は新薬は単剤(その薬だけ)で効かせるのが定例で、他の薬と合わせるから副作用でパーキンソン症状が出たりする。でもインヴェガは、他の薬(副作用止めなど)も合わせられる。
 
パーキンソン症状は、ドーパミン(快楽物質)が枯れている状態で、前のめりにトットトットットと歩いたり、よだれが止まらなかったり、立ったり座ったり、立ったり座ったり、する症状(アカシジアなど)の事。
統合失調症ドーパミンが出過ぎ)の薬(ドーパミンの出を調節)の副作用でもなったりする。
 
そのインヴェガの、シャープペンの消しゴムみたいな形(気づくと思うけど、消しゴムではない)のケースの部分(穴の開いた薬の中身の出てしまった部分)は、大便の一部として排泄される(体外へ出てしまう)らしい。
(別の精神科医の話では溶けてしまうらしい。どっちかわからない。)
 
魔力みたいな満ちた感じを感じないので不安になるひともいるかもだけど、
私はこれが当たり前の普通だと思っている。
魔力みたいな満ちた感じがあるから、逆に幻聴が襲ってくる不快感と歪んだ世界があるんだ。
 
ドーパミン(快楽物質)が「大量に」流れると、ドーパミン受容体(快感を感じる機能)が壊れて無くなり、快感を感じる事ができなくなってしまう。
これが、麻薬などでなる幻覚状態。
統合失調症は、病気であるだけで、麻薬無しで、麻薬を摂取したときと同じような症状が出る病気だ。
 
魔力で満ちているような(スーパーサイヤ人みたいな)状態は、
このドーパミンが大量に流れている(頭フル回転している)状態で、当然ドーパミン受容体が大きな流れで流されてしまったら、
あとには言いようの無い不快感が待っている。
これが麻薬と同じ症状だ。
快楽を借金してるんだ。
それを薬(医薬品の方)で止める。
まず快楽の借金を止める。
あとはドーパミン受容体がゆっくり正常に回復するまで、時間をかける事で治療する。
快楽を感じる受容体は、多分すぐには治らないから。
 
薬が効いている健康な普通の状態でも、普通に生活できる気力は普通にある。
魔力を借金させない感じの薬だ。
 
快楽だなんてそんな!
っていう硬派なひとは、勘違いしないで欲しい。
「快楽物質」トカは、医師団のつけた名称だ。
 
そして、よろこび、楽しみのない人生を、人生と思うだろうか?
何かよろこび、楽しみがないと、生きてなどいられないのが正常で健康だ。
 
コンスタント(定期的)によろこび、楽しみを感じるのが健康で正常な状態。
期間が偏ってよろこび、楽しみを感じるのが、不健康で異常な状態。