fatimariaの日記

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癌で胃を全摘出したかあさんの話。と3.11の日のうちの家の話。

癌で胃を全摘出したかあさんは、食道の出口にチタン製の輪っかがはめられており、
ご飯や寿司のしゃりを食べると必ず詰まってトイレにかけこんで苦しそうに吐く。
詰まらないように食べるのは結構工夫が要るようだ。作る段階から、食べるときから。
今日は食べたけどトイレにはかけこまなかった。
 
脂肪分の高い物を食べるとたいてい下痢をするらしい。
糖分も脂肪分も摂れなくて、だいぶ痩せてよぼよぼになったけど、最近また太りだしてきた。
 
抗癌剤を飲む期間が終わって、抗癌剤を飲んでいないので、かなり体力が回復した。
最近は週に一、二回、下痢の無い日もあるという。
私が見た感じでは、もっと下痢の回数は少ないようだ。トイレに引きこもっている時間が少ないからだ。
手術して一年間、ずっと下痢で、仕事と食事とお風呂と睡眠以外はずっとトイレにいる状態だったけど、最近は自由に動いている。仕事も楽にできるようになったようだ。
 
手術したのは2010年の3月11日。手術してちょうど1年目に、かあさんが「手術して1年かあ…。」と感慨深くテレビを見ていると、地震津波の映像だったらしい。
そのとき私は海外旅行から帰って朝に関西空港に着き、関西空港から家に帰って、家で眠っていた。
起きてリビングに行くと、
かあさん「凄い地震があったん知ってるか?」
私「いや知らん」
そのままパソコンで旅行の文章を書いていた。興奮して激しく文句を書いていた。
で、部屋でテレビをつけてみると、津波が…。
あれ?特撮か映画やってるのかな?(「日本沈没」か何かだろう)と思って、
私「さ、今日の晩御飯なんだろう?」とか言っていた。
暫く経っても、ニュース見ても、ニュース見ても、ニュース見ても、地震津波原発事故をいつものキャスターがやってるのを見て、サラリーマンNEOとかのジョークニュースかな?それとも本当に起こってる事?とか半信半疑だった。
でもパソコン内のテキストファイルではその事を幻聴と口論した。原因は日本の腐敗した作品群や腐敗した政治家達や腐敗した国民のせいだと思っていたからだ。
暫くして、南海大地震が起こったのだろうと思っていたら、南海大地震の名は使われていなかった。
 
今から4年以内に大地震が来る確率は、70% らしいね。とうさんがテレビで聞いたらしい。昨日言ってた。
雨の予想でも50%で雨が降るのに、70%て…。
 
 
スキージャンプで伊東大貴選手がワールドカップ優勝したって。