fatimariaの日記

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影と陰(蔭)について

夜寒い分、昼あっついなぁ…。残暑はまだ厳しいよ。西日が暑い。
 
でも猫にはもう寒いのか、またうちに来るようになった。
「寒い日の家」だと思ってるらしい。
出窓のダンボールの座布団の上では西日はまだ暑いらしく、ダンボールの陰で寝てる。
 
普通、「影」を使う。
では、「陰、蔭」とどう異なるのだろう?
広辞苑と 明鏡国語辞典などで調べてみた。
 
 
陰(蔭)は、
物の後ろの、暗いまたは(人目の届かない)隠れた所。
物にさえぎられ、またはおおわれた、光線のあたらないところ、目につきにくいところ、風雨などが当たらないところ、背面・後方の場所。
など、
遮られて、光や人目のあたらないところ、場所も陰(蔭)というらしい。
 →物陰。日陰。陰干し。木陰。山陰。島陰。日陰者。「陰日向なく働く。」「陰ながら応援する。」
他の者をおおうように及ぶ、その恩恵・庇護。 →「御陰(御蔭)様で。」
表面に現れないところ。うしろ。裏。 →「陰で糸を引く。」
正式のものに対して、略式に行う方。陰祭。
 
翳は、
人目に隠れた暗い面。暗い部分。かげり。 →「彼の人生には翳がある。」
 
影は、
物体が光をさえぎったとき、光と反対側にできる黒い形。 →「障子に人影がうつる。」影踏み。影絵。日影。
光の反射で、水面などにうつる物の形や色。 →「池にうつる山の影。」
日・月・星・灯火などの光。 →月影。星の影。火の影。
目にうつる、それと認められる姿・形。物の姿。 →「影も形も見えない。」「見る影もない。」
目の前には存在せず、心に思い浮かべる姿・形。面影。 →「影が浮かぶ。」「影を慕う。」「亡き師の影を追う。」
原物に似せて作ったもの。肖像や模造品。
二匁取りの下級女郎。二寸。
コントラスト(ギャップ)による存在感。 →「影が薄い。」
 
比喩的な用法
あるものに離れずつきまとうもの。 →「心は君が影となりにき」「影の形に添うよう」
やせ細ったもの。 →「恋すればわが身は影となりにけり」
薄くぼんやり見えるもの。 →「影の如くなるものを御前に参じて」
ほのかに現れた好ましくない影響・兆候。悪い事態、暗いことがらの前兆となるもの。
 →「戦争の影が忍び寄る。」「死の影におびえる。」「日本経済に暗い影を落とす。」
 
影は、うつるものだ。形、姿、兆し。
 
つまり
 
 
「影」   は、光や姿や形や兆しや影そのものをあらわす。動。
「陰(蔭)」は、人目や光や風雨などがあたらない、面や部分や場所やポジションをあらわす。静。
 
 
 
因みに私の5/14の方の太陽の位置は「天陰(黄昏)」だ。
 
親のすねかじりの私は、親のお蔭(庇護、おおい)で、まだ生きている。
精神病は私の翳の部分であり、暗い影がさしているけど、影を追っている。
 
影を落としているその暗い影が、追っている影だとすれば、待っていても来るのだ。
 
洗う女(バンシー)は、名家や身分の高い家に出現する。
名家を守護する妖精なので、家のひとが死ぬとき、大声で泣くのだ。
バンシーと一般人は関係ない。バンシーと関係あるのは、名家や身分の高い家だけ。
私の母方の家は一応その地方では名家だが、姓は父方だし、バンシーは、スコットランドアイルランドの妖精だ。
 
東京で電車の中で誰か会社員が会社員に、
「悪口とか陰口とか批判とか愚痴とか文句とかいやみとか言ってたやつは、全・然誰も上に出てこない!」
って言ってた。
反感を自分の栄養にできないひとは、ひとの上に立ってられないんだよね。
マゾのひとやなにくそっって気概のあるひとの方が上に立つ素質がある。