fatimariaの日記

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彼女居ない歴30周年。

昨日、彼女居ない歴30周年になった。

30年浮いた話も音沙汰も無く暮らして来た私。

 

30年前、17歳の高校3年生の夏休み明けの9月29日、

彼女だった土井真由美ちゃんに呼び出され、

行ってみると別れの手紙を渡された。

他に好きなひとができたという様な内容だった。

私の欠点については特に書いてはいなかった様に思う。

もし書いてあったら私はそれがトラウマになってコンプレックスになっていただろう。

しかし他の男に彼女とられた事は、

私の男性恐怖症を悪化させた。

 

土井ちゃんにそれまでやって来た事を考えるとフられて当たり前なのだが、

大阪芸術大学受験前のデリケートなときだった。

当然大阪芸大は落ちた。

その芸大受験から朝とうさんに高速道路に乗って送られて徳島に帰って来た日かその前の日に、

私の作品が県展の特選の特別賞という発表がされたらしく、

とうさんに石井町の学校付近まで送られたその足で名西高校に登校し、

教室に入ると

クラスメイト達「おめでとう」「あずま君おめでとう」

私「え?何が?」

あのコンディションで芸大受かる訳無いし、昨日の今日で受験結果わかる訳無いし、

みんなが何を言っているかわからなかった。

 

受賞によって専門学校にも入学出来たし、

受賞は私を大いに慰めてくれた。

 

しかし私はその作品を仕上げるに当たって、

ひとの目線が気になって仕方なかったので、

油絵科の教室のみんなを

私の雰囲気だけで追い出して

ひとり黙々と描いていたので、

そのやり方がよくなかったので、

私「あの描き方は…。」と、

そのときは素直に喜べなかった。

イビルアイが発動し始めていたのだ。

他の科の後輩が私に、

「あずまさん、油絵室に誰も入って来て欲しくないって思ってるんじゃないですか?」

と、はっきり口に出して私の雰囲気の心を説明した事があった。

私はゴニョゴニョ言ったが、

 

私は油絵教室を独り占めしたかった訳ではなく、

私は彼女にフられて自閉の、視線恐怖症、ひと恐怖症になっていた。

誰とも目を合わせたくなかった。

ひとを感じたくなかった。

他の油絵科の学生に描かせないのが目的ではなく、

私は油絵仕上げないといけないけどひととは会いたくなかっただけ。

それから30年。

男性恐怖症はまだ治っていない。

 

2022年9月29日の西から北の空

西

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北西

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先月曜日の天使の階段

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