朝出勤しようと玄関のドアを開けると雪景色だった。
カメラで庭を撮影。
ニュースでは6cmと言っていたが、原付のおはぐるまにはそれ以上積もっていた。
おはぐるまで出発。
道路は凍って
自動車の走らないところはバリバリ、
自動車の通った跡はツルツルになっていた。
西風が吹雪いていた。
出来るだけ安全な道を行った。
通勤時、原付で2、3回ほどスリップして足で踏ん張って持ち直した。
靴でツルツル滑るのに力を入れると踏ん張れるこの靴はすごいと思った。
吉野川大橋の車道端は泥シャーベットでグチャグチャ。風も強かったので少し身の危険を感じた。
橋を渡った途端に、車が数珠繋ぎでストップ。
原付なので横から行ったが、止まったところで待っていたが、信号よりも前の列が一向に信号がどうであろうがピクリとも動かない。
パトカーが横を通る。
しかし
3分待っても動かないので、
私「（歩行者になろう。）」
解説しよう。
原動機付き自転車、略して原付は、
エンジンを切って座席から降りて、
ハンドルを持って押して歩くと、
歩行者扱いになれるのだ。
押して徳島大学常三島キャンパスの横の歩道を歩いて進んだ。
パトカーにも何も言われなかったので、
交通ルールは間違ってはいないのだろう。
大学の角の川の信号で、橋の歩道が高過ぎて、
原付が重くて上がらなかった。
車道側から行こうかと何度か入ろうとしてみたが、
ゴミ処理車輌が左に寄り過ぎており、入れなかった。
なので仕方なく歩道側に行ってもっと上げてみた。前の方が上がった。
しかし原付の後ろが重くて上がらない。
上げようと頑張りながら上がらない様子を見て、
大学生だろうか？自転車に乗ったイケメンの優しそうなお兄さんが自転車をとめて、
私の原付を後ろから押してくれた。
上がった。
私「有難う御座いましたっ！」
自転車のお兄さんは何も言わずに笑顔で大学と逆の方に去って行った。
有難う…自転車のイケメンお兄さん…（グッ。）。
イケメンだという事は覚えてるけど、どんな顔だったか思い出せない…。
これじゃ次会ったときお礼出来ないよ…。
お礼を求めて助ける様なひとでは無かったのは表情で気付いた。
目の前に困っているひとがいたので反射的に助けてくれた感じだった。
私もあんな反射的なひと助けが出来る人になりたいものだ。
そう言えば私もたまにやってる気がする。
困ってるひとが目の前にいるとほっとけないのだ。
そういや愛媛で自転車お遍路中外国じんがレンタルサイクルのチェーンが切れてて電話貸したりいろいろしたなぁ。
結局警察が来たらもう現地の女性に任せてきたけど。
さて、出来事の続きを。
お兄さんの助けにより、15分前に会社に着いた。
着くと相方が先に着いていた。
あの橋の場所を自力で越えられないなら、道路のスリップとか危ないし、やっぱり雪の日に原付で出勤するのはNGだと相方に言われた。
初めから雪が降ったら遅れてもいいからバス通勤という打ち合わせだったのに、
原付で出て来ちゃったから、
もしスリップで事故とか起こしてたら、
打ち合わせ通りにしておけばよかったのにと言われそうだ。
しかし数珠繋ぎでバスなどが動き出したのは10時位になってからなので、
バスも止まる事が判明した。
相方「雪降ったら（東さんは）休むんも選択肢に入れておくんも大事じゃな。」
相方は45分かけて歩いて通勤した。
私は歩いて通勤は6時間位かかるので無理。
相方に庭に積もった雪化粧の写真を見せていると、
私が頭を抱えて、
私「しまった…！」
相方「どしたん！」
私「雪うさぎ作っておけばよかった…。」
相方「もう！ほんまに！」
会社の受付の女性に助けてくれたイケメンお兄さんの話をしたら、
会社の受付の女性「いやーそんな優しいひとおるんやなぁー（関心）。」
この世界も棄てたもんじゃないと思わせる少しほっこりした話でした。
徳島新聞の「ちょっといい話」に投稿出来るかも。
改めて
有難う…。自転車のイケメンお兄さん…。助かりました。
帰りは雪もほとんど溶けて危険なところは数ヶ所しか無かった。
雪うさぎ作っても、帰ったら溶けてただろう。
昨日の夕日と天使の階段（上への）
川内町から北島町への工場横の橋にて撮影。
危険だし、雪の日はやっぱり会社休んだ方がいいかなぁ…？
