ヘスペリアとは
黄金の林檎のある「夕べの国」の事。
一説では現在のスペインの辺りだそうだ。
ギリシア、イタリアから見て日の沈む方角の事なので、
イタリアの片隅、スペイン、リビアのスルト、モーリタニアの何処か、など、航海術が発達するごとに正確な位置が変わったらしい。
黄金の林檎と
アレスの火竜(竜座)と
夕べの娘ヘスペリス(アトラスの娘達。黄金の林檎の番人)
のある場所は、スペインも候補に入っている。
エリスはそこから黄金の林檎をとってきて、
結局とってきた黄金の林檎はアフロディーテの物となった。
残りの黄金の林檎は沢山あるのに、
何故審判をしたかと言うと、
エリスがとってきた黄金の林檎には、エリスが「最も美しい女神(カリストー)へ(カリステー)」と書いてあったからだ。
林檎が問題なのではなくて、このカリストーの称号が問題。
アフロディーテはカリストーなので、大熊座なのだ。子供のひとりは小熊座。
ゼウスとアフロディーテの子供なので、ヘラは、地中に沈んで休む事が出来ないように呪って、大熊座と小熊座を北極の星としたのだ。
究極の年中無休。怒り極まり。
しかし太陽の見えている間は地上からは見えない。