子供の頃、家族で車で剣山に行ったとき、とうさんの車がエンストし、坂道を車をみんなで押したという現悪い山。
そしてまた今日(13日)も…。
剣山は
ファミコンソフト「精霊狩り」に登場する。しかし、ゲーム内のキャラの教授の紹介で「つるぎやま」と登場し、
私「つるぎさん か けんざん だよね。」
高校同学期生「教授ならそれぐらい調べとけ!って感じやな。」
それ以来剣山はあんまり話題にも出てこない山だった。
前の日の12日晩、
13日は台風でくもり 降水確率30%だったので連休中に行くのは諦めていたが、
就労移行支援の施設で一緒に作業する事があるひとと13日に行く予定で、台風の様子を見て行くかどうか決めよう、12日晩に連絡しよう という事になっていた。
そのひとが「曇りで気候もいいし 行こう。」と言うので蔵本駅で待ち合わせして行く事になった。
目的は、山の空気を吸い、山の緑に囲まれ、山の景色を楽しむ為だそうだ。
登頂が目的ではない。
標高1945m
駐車場無料200台ぐらいとめられる。
中型バス、普通車可。
しかし平日でないと混むらしい。
頂上ヒュッテには、
水洗トイレとシャワーと、
食事処と売店があり、
食事処は6:00~20:00
1泊
2食付き8500円
素泊まり5300円
5:30に起きて
6:30に蔵本駅を出発
ナビでエコルートにすると、神山から行くコースだったのだが、
「テレビ危ないし、この歌(noonさんの歌)かったるい。」と言う。
「音楽を止めてくれ。」と言うので、消音にすると、音楽だけでなくナビまで聞こえておらず、行き過ぎて別ルートに切り替わった。
車を止めた。
「音楽だけ止められないの?」
オーディオoffのボタンを押すと止まった。ナビを再設定するとナビが聞こえた。
私「あ、行けたわ。」
「オーケーオーケー。これで安心して行けるわ。」
192号線から行っていると、
「全面通行止めって書いたるんちゃうん?」
私「え!?どこに?」
長い時間かけて山道を途中まで行くと電光掲示板に、土砂崩れの為、神山方面から剣山に行くルートは全面通行止め のような事がやっぱり書いてあり、不安になったので
剣山リフトのところに電話した。
すると、
リフトは動いている
土砂崩れで全面通行止で神山からは無理
192号線の三好市貞光からなら辿り着ける
という事で、山道を192号線の方に北に進み、
と言っても山道なのでウネウネとヘアピンカーブを行ったり来たりして、
やっと192号線 貞光のローソンに8:30頃辿り着いた。トイレ休憩後、Lチキを頬張り、出発。
うだつの街並みはすぐそばだったらしい。
とても長い長い道のりだった。
ヘアピンカーブは
第七ヘアピンカーブまでは覚えている。
東祖谷見ノ越
剣山リフト乗り場(7/23~8/28は8:00~17:45。普段は16:45までだったかな?)
に昼頃着き、
リフト往復券 大人1860円 子供870円
大人1枚をそれぞれ買い、
乗った。
スキー場のようなリフトが1人乗りの様なリフトで、足をブラブラ出来る、ベルトも何も無いリフト。高所恐怖症のひとは多分乗れない。
リフトに乗るときはリュックは胸側にかけないと乗れない。
リフトで登る途中、標高1700m
台風が近いからか、山の天気だからか、白い霧というか、モヤというか、水蒸気というかが、視界を包み、景色は見えなくなってきた。
リフトの上の駅、西島駅に着いた。
寒いのでカッパを着た。
さあ頂上に向けて出発。
しかし少し階段を上がっただけで、
私「(あれ!?しんどい…。頂上まで行けるかな…?)」
階段が急過ぎる。足が重い。しんどい。
上から降りてくるひとが避けてくれる。
みんな余裕だ。
しかし私はとうとう登り始めて2分ぐらいで息が切れて、
少し休んだ。
「帰ろうか?どうせ上まで行っても白くて何も見えんで。」
私「いえ…刀掛ってところがあるんですよ。とりあえずそこまで行きましょう。」
刀掛の松に着くまでに、
私はまたへばってしまった。そこで上から降りてくるひとに聞いた。
私「刀掛はあとどれくらいでしょうか?」
登山者「何も無いよ。」
私「え?はぁはぁ…。」
登山者「あと1分も無い。」
私「そうですか。有難うございます。はぁはぁ。」
私は刀掛までは行かないと後悔すると思って、我慢して登った。
着いた。
誰か居たが構わず挨拶してベンチに座った。
しかし私はベンチに座った途端、下痢になりかけの症状と、クラッとして目の前が白くなり始めたので、
私「(ヤバイ!気絶する!)」と思ったので、
急いで行動食の「塩ようかん」をたべ、爽健美茶とカルピスウォーターを飲んだ。
脱水症状と高山病による過呼吸だった。
私「ゼー!!ハー!!ゼー!!ハー!!」
「暫く横になっとったら?」と一緒に待ってくれた。
ヤバそうなので横になった。
3分ぐらい休憩しただろうか?
「もう帰ろう。このまま行ったら危ないよホントに。上行っても景色なんも見えんし、雨降りそうだわー。このままじゃ無理だよ。荷物持ったげるから帰ろう。顔色悪いよほんとに。」
私は体力的に実際無理だと思い、
刀掛までなんだなと諦めた。
帰ろうとするので、
私「ちょっとだけ待ってもらえますか?」
刀掛の松の写真と、自分撮りをした。
「証拠写真?撮ったげるよ。」
私「いやもう撮りました自分撮り。」
「そう?じゃあ帰ろう。」
リフト辺りまで行くと頭は少しクラついていたけど、かなり回復しており、
リフトのひとに、
私「祖谷のかずら橋って近いんですか?」
リフトのひと「奥祖谷の二重かずら橋だったら20分ぐらいで行けるな。一般に知られとるかずら橋だったら1時間かかるし。奥祖谷の方がきれいですよ。」
私「そうですか。有難うございます。」
私「かずら橋って2つあるんだって。奥祖谷の方が近いらしいですよ。」
「じゃあそこでご飯たべようか。」
リフトを降りる。
途中青と白と茶色の羽根の綺麗な中ぐらいの蝶が私の前を横切って行った。
マダラ蝶…アサギマダラかな?わからんけど。
リフト乗り場から奥祖谷の二重かずら橋へと向かった。
山道を20分ぐらい。そして着いたが、入場料550円を払いたく無いと言うので、渡らなかった。
そこで次どこ行こうか地図を見て、
落合集落展望台へ行く事になった。
途中
「ここは降りられないわ。やめとこう。」
私「え?そうですか?」
「自分で見てみたらいいよ。絶対無理だわ。」
確かに私のドライビングテクニックでは無理そうだった。なので遠回りして行った。
ナビは着いたと言うが、近くには見当たらない。グーグルマップを見てみると、
更に先に行くと今いる地点の裏側に行くから、そこが展望台の様だ。
展望台に着くと、車2台ぐらい止められ、きれいなトイレがあった。階段を降りるとベンチとカカシがあり、そこでお昼ご飯を食べた。
蛋白質 スパム缶詰 600円弱の大きいやつ。多過ぎた。半分サイズの方でいい。空腹が心配なら半分サイズ2個とかね。しょっぱ過ぎる。
炭水化物 煉ようかん 小さい1個 113カロリー
水分 爽健美茶
私はつぶあんが好きではないので、小倉のようかんをあげた。
私「またいつでも食べてください。」
弁当はサンドイッチを食べていたようだ。
「落合集落って平家の落合かー。」
私「おーちーむーしゃーーってやつですね。」
「そうそう。」
それから全面通行止めを避ける為に北側の32号線を通って帰る事にした。
道に祖谷そばの店があったので、店の横の道はしに車を止めて入った。
山かけそばを食べた。
不揃いで美味かった。
私はああいうザラザラしたそば麺がすきなのだ。
熱くもなく丁度良い温度ですぐ食べる事が出来た。
熱い汁やスープだと、客の回転が悪くなる。食事処はそういうの気をつけた方がいい。
そこで飲んだほうじ茶で精神的に調子悪くなりかけたので、ワイパックスを飲んだ。
落合の辺りをグルグル回ったあと、
進むと何故か大歩危小歩危のみんなの知ってる祖谷のかずら橋の方へ向かっていた。
車内で幻聴が聞こえてきた。
私「(まあ行けるだろ。)」
途中、かずら橋の崖の駐車場が見られるポイントに出た。
橋から見られるのでかずら橋に乗る必要があるのかないのかよくわからん。
スリルを楽しめるのかも。
かずら橋は観光客でいっぱいだった。
かずら橋は有料なので渡らなかった。
以下順番は入れ違ってるかもだが、
進むと大歩危舟下りの舟乗り場があった。
時間も無いので行かなかった。
ラフティングの場所があった。
私はラフティングの事をボルダリングと言うと間違えて覚えていて、
突っ込まれて笑われた。
そのまま進むと、
妖怪の里が見えた。
幼稚なので中には入らなかったが、
妖怪ファンには人気があるのだろう。
季節限定で夜になるとほたるの見られる場所もあった。
この32号線からの帰り道に
観光要所はだいたいある事に気付いた。
道も剣山への道よりは対向車線も整備されていて行きやすかった。
32号線から向かえば良かったのかも。
そして192号線に着き、
高速乗らなくても
あとは蔵本まで一本道なので、
まったり進んだ。
行きに行ったローソンが見えた。
聴きたい曲がiPhoneに入ってないので、
YouTubeで音量最大で聴きながら
隣りで熱唱しているのを聴きながら私は運転していた。
国府辺りには声も枯れてきて、
すぐ蔵本に着いて挨拶して別れた。
ワイパックス飲んでたので心配ない程度で行けた。
昨日は充実してたなぁ。
帰ったらずっとキングスレイドをして今の時間になっている。