私は副交感神経アップ、ストレス解消の為に、
「涙をポロリ」しようと思えば、
NHKの「リトルチャロ」で泣ける。
ああいう重たい作品を、NHKは制作出来るんだなと思う。
あるサニーデイ とか、晴れやかに始まるのに、登場キャラにとって悲しい出来事が多く散りばめられている。
9割位悲しい出来事なのに、いつもチャロの「夢を信じ続ける」という1割でハッピーエンドに覆すところがすごい。
内容に引き込まれるのは、やっぱり原作、制作側の実力だと思う。
初級英会話のはずなのに、「死」の事を沢山取り扱っていて、
生物というのは、
「一時的な、限られた、生きている時間」
なのだから、大事に生きてほしい
という重いメッセージを、伝えている。
リトルチャロを見る事になったいきさつは、
私は以前からテレビ番組でやっていたリトルチャロを通しで全部見たいと思っていて、
たまたま大阪で病床のかあさんとジャパネットたかたの放送を見ていて、
CASIOの電子辞書にリトルチャロとリトルチャロ2が入っている事を聞いて、
私も見て、かあさんにも見せたいと思ったので、私はその電子辞書を「買ってみたら?」とかあさんにすすめた。
かあさん「いいなぁ。買おか。」
そしてかあさんは買った。
かあさんは病床なので1回スタートしたら放っておいたら全話通しで勝手に流れているようにもしてほしかったみたいだ。
私は病床で点滴中眠っているかあさんの横でリトルチャロを見たが、
赤い星 がアンタレスやアルデバランである事を意識して作っているな とか、
私は僅かな刺激に心傷つきやすくなっていた頃なので、何を見ても攻められているように感じて、全部は見られなかった。ハッピーエンドがハッピーに見えないくらい思い入れが出来なかった。
その後すぐ、その大阪の叔母さんの家のその部屋で、かあさんが亡くなったので、
そのCASIOの電子辞書はかあさんの遺品となった。
そういういきさつもあって、
リトルチャロに込められた「生と死にかかわるメッセージ」は、
かあさんの死と重なって思えて、
涙が出て来るのだ。