学研の「密教の本」のP.143の
二十八宿の宿と説明は合っているのだが、
「擬人化された絵」が、メモ的に描きうつしたひとが間違えたのだろう、
ズレて(順番が逆になって)おり、
角宿、亢宿からはじまっているが、載っている擬人化された絵は、
軫宿、翼宿からはじまっている。
これは、
のカラーの絵図を見れば、「あ、これを描きうつしたんだな」と気付く。でも順番を間違っている。
本に順番に宿の名前を書いていけばいい。
これは学研が間違えたのではなく、昔、資料から資料に描きうつしたひとが間違えたのを、学研が資料として使ってしまっただけなのだ。
つまり角宿に描かれているただ1名、刀を持ったヒゲの生えた老人は、乙女座のスピカではなく、カラス座(ハスタ。ソーマ)の絵なのだ。実際の絵には刀は描かれていない。
これらの絵は、宿というより、主宰者の姿も描いてある。
たとえば
畢宿のところの絵に描かれているのは、女宿(鷲座)のガルーダに乗った「ヴィシュヌ」。、「女宿の絵」である。
他にも、
斗宿のところに描かれているのは、参宿の主宰のシヴァなので、牛に乗っている絵が描かれている。
室宿のところに描かれている牛は、実際の絵は婁宿の馬である。
これは星座の論文を提出する前に気付いた。
我々はよく、テキストや情報操作を鵜呑みにして、騙されたり間違いに気付かなかったりするが、
調べに調べると、みんなが使っているテキストの間違っている部分が浮き彫りに見えてきたりするものだ。
最差運動がそのひとつだ。
太陽があるので、みんな自分の黄道十二宮が見えない。なので騙される。
黄道十二宮は、均等角度で定められてなどいないのだ。星座なんだから。
ああ、ソーマ(月)、サウミャ(月影)で思い出したけど、
cool (涼。クール)には、「厚かましい」という意味もあるらしい。
逆に夏にホット○ッパーは「暑くるしい」けど。