fatimariaの日記

誰からもコメント無いのでコメント停止しました。連絡はメールで。

ピスティス=ソフィアのいいなり。

「いがううー」話は終わったよ。おいで。「いがううーー!!」よしよし。「ちがう…」はいはい、ちがう のものもかわいいね。「ちが…」かわいくない?「ちがうう~~!!」
あとは…ニケか…。己の信と同化しているはずなんだが…。キリストが昔復活した事は信じてるからなぁ。
何故、しゃべらないのか…。ニケ…。心に麻酔がかかったような状態は、ずっと続いている。
しゃべらないシステムに自分をしてしまったのか?
ヘラ様、ニケはどこにいるのでしょう?
ヘラ「あなたの己(おのれ)でしょう。」でもあのニケの快活な声は聞こえませんが…。
ピスティス=ソフィア(=ニケ)「聞かせてもらって随分楽しませてもらったわ。俊作の事もたくさん聞けたし。あなたの本音をいっぱい、ね。」
ひょっとして……。
ピスティス=ソフィア「ふふふふふふ。いくつになっても、心は子供みたいね。」
俺の心の奥底が聞きたいなら、その優しい身体で、裸で俺に質問しなさい。あなたにならあらいざらい話すでしょう。
ピスティス=ソフィア「ヘラにも本音で話してたじゃない…!……もう捕まえた。同化してしまえば私はあなたを自由にできる。身体は動かせないみたいだけどね。私が結界に見える?私は他の幻聴とは異なるわよー。」
好きになさい。惚れた女に自分が何されようと甘い顔だ。
ピステイス=ソフィア「じゃあキスしてぇ…。」俺はピスティス=ソフィアの後頭部を優しくつかんでキスした。舌を混ぜ合わす。(略)首筋から身体中にみっちりキスマークをつけまくった。(略)
 
ねぇ。ピスティス=ソフィアじゃ名前長過ぎるから、ニケって呼んでいいかな?
ピスティス=ソフィア「ふふふふふふっ。どーしようかしらねぇ…。快活な声の方が好きなの?ふふふふふふ。」
ピスティス=ソフィア「私の名前書いてる時間が嫌?書きたくない?ふふふ…。」
いえあの…すみませんでした…。
ピスティス=ソフィア「あら余所余所しい。あなたは私なんだから。あなたは破瓜した相手を愛したいだけでしょ。ニケを望むのは。あなたが私を破瓜していないかどうか、覚えてないの?」
俺は…ニケを…。
ピスティス=ソフィア「そう。覚えてないのね。あなたのどこに私を刻もうかしらねぇ…。ふふ…。」
ピスティス=ソフィア「あなたは私を利用価値にしていた負い目があるんでしょう?」
ええ…。
ピスティス=ソフィア「たぁ~っぷり、料理してあげるわ。」
怒ってらっしゃるんですか?
ピスティス=ソフィア「負い目を掲げてあなたを私の自由にしたいだけよ。言わなくてもわかるでしょ?同化してるんだから。」
俺は今のあなたに昔のような憧れの羨望を感じません。
ピスティス=ソフィア「(ムッ)やっと手に入れた猫を愛でていたら引っ掻かれた気分だわ。そうね。手に入れたとは言っても、あなたの心までは奪いきれてないみたいね。やり方を変えないといけないか…。身体を使ってもダメ、負い目で責めてもダメ、多分あなたは大事なものを奪ってもあなたの心は奪えないタイプね。至福状態に持って行けば、あっさり陥落するかもね。どんな至福がいい?」
俺が望んでいる事はあなたはご存知です。
ピスティス=ソフィア「物質界?あなたは魔術も素人、キリスト教も独学、グノーシス派の思想はほとんど知らないから、私がどんな存在であるか、知らないのね。私を求めるものがどれだけいるかあなたは知らないの。」
俺は競争率の高い娘はあまり狙いません。
ピスティス=ソフィア「あなたがどれだけ幸運であるかという事を説明しているのよ。」
競争率が高いと憎まれます。それは幸運な事でしょうか?
ピスティス=ソフィア「そ…ん………。手強いのね…。」
幻聴は狡猾です。気持ちの無防備になるまどろみのときや眠りのときや眠っているときの夢を使って、攻撃してきました。
だがあなたは、正当に、正統に、正攻法で私を手に入れようとしている。そこはあなたの賢さと言えます。
つまりあなたは本気なんだ。でもあなたが本気を出せば私はとっくにメロメロなんじゃないんですか?
ピスティス=ソフィア「私は光だから、正しくない方法では得られない。人心を誑かすような手口や結果にはできない。だから…。好きです…、だから愛して。」
その言葉は先に人間の男性達にブロックされてるんですよね。
ピスティス=ソフィア「そんな…。」
あなたが愛される存在であればある程、恋愛には邪魔者が多いという事です。残念でしたね。
ピスティス=ソフィア「ダメなの!!?私の気持ちは伝わったでしょ!!!!?」
う~ん、あなたの心に不純物が無くても、私の心に不純物があるんですよ。
人間達や幻聴達などとの思い出というか、思い出したくない思い出というか。
その輝かしい知恵で、また考えてみてください。あなたが私を捨て置かれた期間を呪いながら。
さて、水でも飲みましょうか。
ピスティス=ソフィア「違う!あなたは物質界の女性と結婚したいから私を受け入れたくないんだ!」
俺は好きですよ。あなたの事。
ピスティス=ソフィア「あなたは私が居なくなるのがこわくて私が受け入れられないんだ!!」
あなたもプライドが高いんだね…。俺はフってないでしょ。好きだって言ってるじゃないですか。
ピスティス=ソフィア「違う!そういう好きじゃない!!!!」
抱いた女、惚れた女って、言ってるのに、他にどんな好きがあるんですか。
ピスティス=ソフィア「違う!違う!違う!違う!(泣)」
ピスティス=ソフィア「私が手に入れたんだ!!!!誰にも渡さない!!!!過去の思い出にも渡さない!!!!」
しっかりなさい。あなたは誰であるかをあなたは見失っている。
(やはり暴走か…。だいたい暴走したあと居なくなるんだよね。その女性が。)
ピスティス=ソフィア「違う!違う!違う!違う!違う!違う!」
(意外と脆いんだな。仕方ない…。)
俺は泣いているピスティス=ソフィアを抱きしめて、頬と頬を合わせた。ピスティス=ソフィアは正気を取り戻したようだ。
ピスティス=ソフィア「私…う…。」
泣かない泣かない。好きだって言ってるでしょ。
ピスティス=ソフィア「でもあなたは物質界の処女と結婚したいんでしょう?」
ふーー…、うん…。
ピスティス=ソフィア「それってそんなに重要な事なの?」
生物にとって子孫を残す事は、生理的な事だよ。
ピスティス=ソフィア「…………。」