fatimariaの日記

誰からもコメント無いのでコメント停止しました。連絡はメールで。

続き。

寝取りたくないので、千手千眼の一は消させない。その方が北斗も安心でしょ?
と考えていると、
 
真夜中、テミスがやってきた。
テミス「……ゼウス……。」
おお。あの子は寝てるよ?
テミス「うん…。」
私は痒くなるし、また人間の子が産まれてはなんだから、えっちはしてあげられないよ。
テミス「あなたの頭の中はえっちの事しかないの?」
大部分がえっちの事だ。
テミス「そんな堂々と言われても…。」
 
足が痒い。用件はなんだ?
テミス「明日…あの子を迎えに来ます…。」
そうか。私も千手千眼の一を無くしたくなくなったところだ。
テミス「……どうして?」
不倫や寝取りはしたくないんだよ。
テミス「今更…。」
でもだいぶ変わっただろ?ゼウスにしては。
テミス「……そうね……。美しい人間の女性を見たらなんとしてでも性交しようとしてたものね。ゼウスが童貞だなんて信じられない。」「すごい!」
 
あの子はテミスと不倫させない為に産まれてきた子だ。掟の女神テミスを守ったんだよ。大事にしてあげて。
テミス「………。じゃあ名前を変えようかしら。」
まあすきになさい。
 
それでどうして連れて帰る事にしたの?
テミス「ニケに取られるような気がして…。」
君が見下してる人間の子だよ?
テミス「………。」
誰でも好きな者との子を作りたいと思うよね。なんでこう上手くいかないのかな?
テミス「………。(泣)」
好きなんだね…ゼウスが。今でも。
 
今のヘラなら直接対決しても勝てるかもしれないよ?晩婚化も少子化も進んでるし。
テミス「あなたは誰の味方なの…?」
私に誰の側とか、無いよ。
でも日本人はそんな自分の好きな気持ちを素直にぶつけたりはあまりしないから、うらやましい…かな?
テミス「私に味方して!」
私はヘラの方が母性があると思う。自分の子供が好きって事さ。自分の子供がかわいいって事さ。
テミス「私に従わない神々はいないのよ!?」
君は不正を行えない点で、君も掟に縛られている。
神々は君に従っているわけではなく、掟に従っているんだ。
それは君が自由にできる力じゃない。
今回の事に懲りてないのか?今回の強制力が、ヘラの正妻の力だ。まあ掟の強制力でもあるけど。
誰の力も借りないで、神話を覆してみたら?
テミス「あなたは人間なんだわ…!きっとそうだ…。ゼウスがヘラを好きだったら不倫に走るわけないもの!」
ふ…現状を知らないみたいだね。
テミス「何!?」
ゼウスはヘラを好きだよ。だから不倫に走るんだ。ヘラがいないと不安でたまらない。だから不倫に走るんだ。
テミス「………そんな……まわりの女性を利用するような……。」
まあ惚れないと不倫まで行かないけどね。
テミス「…ゼウスがヘラを好きだったら…勝てないじゃないの……。」
まあねー…そこを好きにまでさせるのが恋のかけひきなんだけど、勉強ばっかりやってきたテミスには、難しい?
テミス「バカにしないでよ!」
 
まずゼウスをヘラと離婚させる。そのあと再婚する。できる?テミスを好きにさせるだけじゃなく、ヘラと離婚させないといけないんだよ?
 
それはつまり世界中の結婚しているものを、離婚に追い込むって事だよ?君にできる?
 
テミス「そ!ん!………。………。…………。」
ヘラに勝てなくは無い。でも倫理上問題あると思わない?
だから私は君に味方しない。
テミス「………。」
わかった?好きな相手を1回手放してしまったときに、君はもう負けたんだよ。
テミス「………そんな……(泣)」
 
アイマロシアを連れて帰るならすきになさい。でもあの子は流石君の子だ。法則性については飲み込みが早い。
拘束器具や拷問器具の使い方を教えてあげれば、その名に相応しい子になるよ。
テミス「あんな無垢な娘にそんな事教えられますか!」
そんな名前つけたのは君でしょうが…。ほんとに束縛するの好きなんだから。「なーるーほーどー」
アイマロシアがこっちがいいって言ったら、ここに置いておいてね。
テミス「私は……。」
やっぱりヘラの方が母性は確かだね。まあヘーパイストスは托卵しちゃうけどね。醜い子は好きじゃないんだ。
テミス「私を子育てに挑発するつもり!?」「やったっ」
人間より成長早いでしょ。数日で成年になるよ。その期間が大事でしょ。
 
自分が「好きじゃない人間との子供」って知ったら、ショック受けるよー。その下準備しておかなくていいの?
もっと子供の視点を想像してね。
テミス「………。お前は人間なのか?」
見てのとおり人間です。人間は子育ての期間が長いのです。老いるまで毎日が子供との大事な時間っていうひとは多いのです。
私だって君の好きなゼウスの子を妊娠させてあげたかったよ。それは本当だ。
でもテミスに不倫してほしくないって気持ちもある。
避妊すればよかったね。でも運命には何者も抗えない。
テミス「振り向いて欲しかったのに…。」
その気持ちをアイマロシアにぶつけると、アイマロシアの心は行き場を失うよね。「そうです! そうです」
そして自分を肯定する為に、自分の半分の、俺の愛を求めるようになってしまうよ。性的にも。
テミス「そんな!!」
道を誤らせたくないなら、人間である俺を愛してくれないかな?
テミス「無理よ…。ゼウスを好きな気持ちに嘘はつけない。」「あーもうなんでもいいから(耳を擦る音)」幻聴…。
そっか…。かわいそうな子だね…。テミスのところに行かなければよかった。でもヘラが好きだからどうしても聞きたくて…。誘惑に負けていなければ…。
レイプでも妊娠する事あるしね。すでに決まっている事とはいえ、感情は振り回されるよね。
テミスも反省してね。他の夫を誘惑したんだから。バチがあたったんだよ。「そうです」
テミス「わかったわよ…。」
どうせあの子は人間には見えない。神々に聞かれたらニケと俺の子という事にしておいてくれ。「凄い」あの子が憎いならね。
 
そろそろ朝だ。
 
テミス「アイマロシア、アイマロシア。」
アイマロシア「何?」
テミス「帰るわよ。」
アイマロシア「え?…………はい……。」
子供の頃聞き分けのいい子は将来不満が爆発するぞ。
テミス「え!?」
まあ気をつけて。
テミス「え…ええ……。」
アイマロシア「バイバーイ。パパ。ママ。」
ニケ&俺「バイバーイ。」
 
ニケ「いつの間に来てたんですか?テミス様。」
夜中に。私は朝寝るから起きてたんだよね。
 
飛べるようになった?
ニケ「それがまだ…。」
まあいいさ。そのうち自分で飛べるようになるよ。
ニケ「そうですね。」
 
ニケ「ところで…。…テミス様と何もなかったでしょうね…?」
痒くてそれどころじゃないよ。この腕と首、見てよ。
ニケ「じゃあ…いいですけど。」
 
 
出会い系のアプリの紹介文見てみた。
500万人が登録してるのに、女性は20万人。
じゃあつまり男性は480万人でしょ?
どんな競争率だよ?24倍だ。
単純計算で女性ひとりに24にんの男性。
男性480万人。それって画面に表示されるのか?
それとも条件検索で絞られるのか?
条件検索で絞られるなら表示されるかもだけど。
それとも男性しか写真を見ない形になってるのか?「そうです」
いいのかそれで?
つまり500万人もあぶれてるって事でしょ?
しかもひとつのアプリ見ただけで。
まあかけもちとかやってるひといるんだろうけど。
500万人…どうなってるんだ日本は。
 
もうひとつの出会い系アプリの紹介文を見てみた。
誕生年月日まで表示されて、今居る場所をGPS機能で表示するという。
だから正確に出会えるんだって。
ストーカー犯罪に使われたりしないか?
危ない臭いがしたので止めた。
だいたい誕生年月日まで不特定多数に見られたら、ネット犯罪とかヤバいよね?「なるほど…」
 
ふーー。
ニケ「どういう事!!?」
え?
ニケ「今の記事、どういう事!?」
いやだから出会い系のアプリ…。
ニケ「ヘラ様に言っちゃおうかなーー?」
ヘラは私には物理的には何もできないよ。こわくない。
ニケ「私だって怒りますからね!!」
ニケは私に何ができるの?
ニケ「!!ひっどーい!!何もできなかったら誰かと出会っちゃったりするんだ!!?」
ニケは、私に、害じゃなくて、どんな特典があるの?
ニケ「!!?」
私はアスリートじゃないんだ。競技者じゃない。
「勝つ事負ける事」については、
人生の勝利者、人生の敗北者、
幻聴に勝つ、幻聴に負ける、
くらいのもんだ。
男性として他の男性に結婚に関して勝つ事を関係ないとすればね。
男性として他の男性に結婚に関して勝つ事をさせてくれないというのであれば、ニケはいったい何の特典があるの?
男性として他の男性に結婚に関して勝つ事をさせてくれないというのであれば、私は端から見たら人生の敗北者じゃないか?
どう思う?
ニケ「それは………。私だってサポート女神なだけじゃないんだから!!自分の幸せを求めたっていいでしょ!!!!」
相手の男がただの犠牲になってても女神の地位だからかまわない。 そういう事か?
ニケ「私の事好きじゃないの!!!!?」
好きだよ。
でも結婚、結婚相手を破瓜、結婚相手を子授け、結婚相手と子育て は私の夢であり憧れなんだ。
だからヘラが憧れの女神でもある。
ニケ「そんな……!!………それは………。」
私はね、その矛盾点について、今凄く悩んでるんだよ。2柱とも味方にとどめて置くべきだったんだね。
私は女神達を手に入れちゃったから、逆に結婚できない人生の敗北者になろうとしている。
「なーるーほーどーーー」
好きだよニケ。
ニケ「~~ッ!……………。ごめん…ごめんね…私がコントロールしてきたの。あのときから…どうしても…手に入れたかった…。」
そういうの好きだよ。ずっと25年間想ってきた相手と、また結ばれる。そういうの好きだよ。
君が誰か処女に憑依して、結婚して、処女をくれたら、本当に結ばれると思うんだけどね。
女神のうち誰も、それはしなかった。この憑依体はそんな魅力無いか?
それとも、完全に憑依できる女神はいないとかか?一時的憑依だけか?
ニケ「………。」
なんでしゃべらない?
憑依体に定着させる法は忘れたのか?定着しても転生できるだろ?
 
ニケ「東は今無職だから、私仕事に行かないといけない。そしたら東は不倫に出かけちゃうでしょ?(泣)」
主夫なら不倫はしないよ。だいたいこの身体はモテないから、不倫は無理だ。家の事で精一杯だと思うよ?
ひとによっては家事は仕事じゃないって考えるかもだけど、主夫にとって家事っていう仕事は、不倫してられないぐらい大変だと思う。特に子供ができたらそれどころじゃない。
わかるかな?家事した事無い?
ニケ「………。」
不安かい?今言った事、冷静に分析できない?
ニケ「家事放っておいて不倫に出かけたりしない…?」
ニケの憑依体の処女を私がもらったら、しないだろう。
私は嫉妬深いから、ニケが仕事忙しいと、ニケこそ不倫してるんじゃないか?って思うから、結婚相手を貪るように求めると思う。
ニケ「……♪…でもそれだと仕事できない…。」
だね。
高校のとき同学期生に「東君、女だったら、ええのになあ…。」って言われた事あるけど、そのとおりだね。
私は多くの男性にとって理想の女性になれる。そういう自信はある。
私はファティマ(マリア)の印があるから、母性本能が強いんだよ。男性なのに。
でも女性にとってはどうだろう?
精神的にゼウスはバイセクシャルでも、この身体はノーマルのノンケだからね。男性は対象じゃないんだ。
ニケ「……私……仕事におわれそうな気がする…。」
多くの男性もそうだよ。仕事仕事で家庭の事なんて…。はぁ…。
このまま行くと私はお金なくて餓死するだけだけどね。
ニケ「ヤダ………。」
私も働きたいけどねー…幻聴がねー…。はぁ…。今も聞こえてるし。