fatimariaの日記

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ペルセポネーが来た。

ヘラ。ヘラ「なあに?」サバジオス(sabazios)って知ってる?ヘラ「サバジオス…。」いや、知らないならいいんだ。
ペルセポネー「おとーーうさんっ」お、ペルセポネー来たね。ペルセポネー「来ちゃったっ♪」
ヘラ「この小娘!性懲りも無く私の夫にベタベタして!」
ペルセポネー「さっきおとうさんがなんの話してたか知らないでしょー?」
ヘラ「何!?」
ペルセポネー「ふふふ。教えてあーげないっ。」
ヘラ「いつもイラつく小娘ね!さっさと帰りなさい!」
ペルセポネー「いーやっ。おとーさん今日泊まっていい?」いいよ別に。
ペルセポネー「やった。昨日はかあさんのケレスの日だったからいろいろ忙しくて。」
ヘラ「あなた!なんで!?」
いや娘だし…。
サバジオスは蛇使い座産まれのひとの息子だよね。
ヘラ「…?」
まあ喧嘩するほど仲がいいという事で。
ペルセポネー「べー。」
ヘラ「この小娘~~~!!」
 
猫も寝てるしね。眠れるヴィーナスやね。ペルセポネー「何言ってるの?」いや、なんでも…。
冥府の状態はどうだい?ペルセポネー「相変わらず暗い。不健康だし。爺婆ばっかりで。病院みたい。」
そりゃそうだ。
ペルセポネー「でもうちの宿六と一緒にいるのはいいかもね。」はいはいご馳走様。てゆーか宿六はまずいだろ。冥府の王なのに…。「そうです」
ペルセポネー「だって仕事してないんだもん。」まあ仕事は無いだろうね。いや、地震でいろいろ見回りとかやってるでしょ。
ペルセポネー「まあね…。その間つまらないんだもの。」
まあいちゃいちゃしていたいだろうけど…。爺婆ばっかりじゃ、冥府の将来も危ういねぇ。
ペルセポネー「そう。若い労働力が足りないの。なんとかしてっ。」
う~ん、チンピラ風ても系の力は、地震に向くかどうかやった事ないんだよねー。地震津波で若いひとばかりが死ぬかどうかなんてわからないし。
まあそのうち日本で南海大地震があるから、死者は増えると思うよ。
ペルセポネー「そう。」うん。まあそのうちだよ。
ペルセポネー「若いひとよろしく。」私に今言われても…。
 
その頃のハデス
地熱であったか温泉入浴中。
ハデス「~~♪」
 
その頃のデーメーテル(ケレス)
ペルセポネーの置手紙に激怒中。
「ちょっと出かけてきます。明日帰るから心配しないでね。ペルセポネー」
 
私「荒れるぞこれから少し…。」
ペルセポネー「猫猫。かーわいいねー。」そうだねー。
ヘラ「コラあなた!」何?どうした?
ヘラ「何どうしたじゃないでしょ!この小娘早くなんとかしなさいよ!」
う~~ん、私を慕って訪ねてきた娘なわけだし、そんな邪険にできないし…。
ヘラ「もういい!私が自分でなんとかする!小娘!」
ペルセポネー「何よやる気?」
ヘラ「私に敵うと思うな!!この小娘!!!」
ペルセポネー「ねーおとーさ~ん。おっかないからなんとかして~。」う~ん、と言われても…。
ヘラ「はなれろ!!この小娘!!」ヘラ。ヘラの方が大人なんだから、大人気(おとなげ)ないのは…。
ヘラ「あなた…!あなたはこの小娘がいいの!!?」いや、そういうわけじゃなくて、
そんな目くじら立ててたら眉間に皺が寄っちゃうよ。美しい顔が台無しだよ。
もっと笑顔で笑顔で。余裕を持って。ね♪
ヘラ「………。確かに余裕は無かったわね…。(…私自信が無いの…?)」
ヘラは正妻なんだからドーンと構えてないと。ね♪
ヘラ「わかった…。」
ペルセポネー「ベー。」
ヘラ「!!……平常心平常心…(怒)。」
 
ペルセポネー「この花きれい!」こっちの椿は枯れちゃってるけどね。ペルセポネー「そうね。」
ペルセポネー「この花かわいい。いいなー。こんなトコ。」ふ…まあこの季節だけだけどね。
花が好きだねペルセポネーは。流石デーメーテルの娘だね。
ペルセポネー「おとーさんの娘でもあるのよ?」そうでした。
そろそろちょっと出かけようか。
ペルセポネー「どこ行くの?」ショッピングモールと薬局だ。
ペルセポネー「おとーさんどこか悪いの?」まあいろいろ悪いけど薬局へは猫の餌を買いに行くだけ。
ペルセポネー「じゃあ一緒に行くっ。」
…まあヘラと二人じゃ心配だし…。行くか。ペルセポネー「うん。デートっ。デートっ。」
ヘラ「(小娘~~!!)私も行くから(怒)。」
ペルセポネー「えー!」まあ一緒に行こうよ。ペルセポネー「……ふんだ。おばさんのくせに。」
ヘラ「(小娘~~!!!)…。」
 
鍵をかけて出かける私。
ペルセポネー「そんなオンボロで行くの?錆びてるよ?」
私「じゃあ車で行こうか…?」
ペルセポネー「行こう行こうレッツゴー!」
私「しょうがないか。」
ペルセポネー「馬車じゃないんだ。」私「今の時代は馬車じゃないな…。自動車って言ってね、ガソリンっていう油で走る車なんだよ。」
ペルセポネー「それぐらい知ってるけど。」私「知ってるのかよっ。」
ペルセポネー「この曲何?」私「ああ、これはTVゲームの曲だよ。」
ペルセポネー「テレビゲーム?」私「帰ったら見せるよ。」
 
ゆめタウンに来た。
ペルセポネー「車いっぱいだね。」私「ここは大型のショッピングモールだからね。」ペルセポネー「ふーん。」
ペルセポネー「あ、子供。わぁ!若いひといっぱい!ここにいるひとみんな死んでくれたらなー。」
私「そしたら私が困るよ。」
ペルセポネー「そっか…。」
ペルセポネー「あ、あれかわいい。ちょっと、なんで止まらないの?」
私「だって男性の大人が見てたら怪しまれるよ。」
ペルセポネー「そうか…。」
 
100円ショップ
ペルセポネー「あれ!?すごいお花!!…ん?…造花かぁ…。でもこれが造花なんだ…。…ぷっ…近くでよく見るとやっぱり造花だね。」私「そうだね。ペルセポネーはやっぱり花が好きなんだね。」
ペルセポネー「そりゃ、女の子ですものっ。」
ティッシュのケースを見る私。
私「これが黒かったら買うのになー。茶色かぁ。」
ペルセポネー「お菓子は買わないの?」私「お菓子はfuとるから買わない。」
ペルセポネー「ふーん。fuとったんだ。」
ペルセポネー「あ、あっち。」おもちゃ屋の方を示す。
私「おもちゃ屋ねぇ。」
 
ペルセポネー「すごーい。キラキラしてる…。あ、かわいいー。」ぬいぐるみに反応する。
私「かわいいね。私も昔は集めたもんさ。」
ペルセポネー「なんで通り過ぎちゃうの?」私「だから怪しまれるっての。」
ペルセポネー「あ、あれかわいい。」私「え?」
ペルセポネー「これ買って。」私「ダメ。私にはファンシー過ぎて買えない。」
ペルセポネー「折角来たのにー。」
 
駄菓子屋さんだ。
私「ここのお菓子なら…。ダメだfuとる…。」
ペルセポネー「どうしたの?あ、あれ光ってる。なんだろう?」
私「ペルセポネーはキラキラしたものが好きなんだね。」
ペルセポネー「女の子はだいたい好きよー。」
ペルセポネー「あ、下着だ。おとうさん恥ずかしいんでしょう?」私「うん。まあちょっと…。」
ペルセポネー「ふふ…。」
私「そろそろ薬局行こうか。」
ペルセポネー「あれ?何しに来たの?」ペルセポネーに見せておこうと思っただけ。
ペルセポネー「ふーん、デートコースなんだ?」いや、そういうのでもないけど…。
 
駐車場で。
私「あれー?どこに停めたかなー…?……あれー…?」
ペルセポネー「ぷっ…おとうさん迷子なんだ。」
私「からかうなよあれー…?」
おばさんの幻聴が聞こえる。「あっち!その裏!」
私「(そうか、エスカレーターの裏に停めたんだ。)」
私「あった。」
ペルセポネー「おとうさんドジ~。」私「しょうがないじゃんここ広いんだから。」
ペルセポネー「わー下も車いっぱい。」私「そうでしょ?」
 
薬局に着く。
私「ここが薬局だ。」
ペルセポネー「猫そんな悪いの?」
私「いや、薬局に普通の猫の餌が売ってるんだよ。」
店員さんがカートを移動させていてお辞儀をしたので私もお辞儀をする。
ペルセポネー「ふーん。」
私「しらす全然食べないもんな。もったいないから天日干しの煮干入りにしよう。」
レジで以前入れ忘れたポイントを入力してもらう。
私「じゃあ帰ろうか。」ヘラ「え!?もう帰っちゃうの?」私「なんでヘラが言うんだよ?」ヘラ「だって…。」
ヘラは密かに楽しんでいたのか?
 
帰ってきた。
TVゲームを見せようか。
車の中で聴いた曲のとおり、ロマンシングサガ2を見せる。
オープニングデモ。
ペルセポネー「何か絵が子供騙しね。」
私「う…子供向けだからね…。」
ペルセポネー「これはいつ終わるの?」
(あれ?これチートコードを有効にしてるから皇帝の部分のキャラが無敵なんだ。)
私「チェックを外してと…。」
デモが終わったのでプレイしてみる。
私「あれ?」
無敵解除していたので皇帝が死んだ。
私「とまあ、死んだらゲームは終わるんだよ。」
ペルセポネー「ふーん。」
 
私「とまあ、こんな怪物を仲間に入れていくんだよ。」
ペルセポネー「ふーん。」
私「あんまり…面白くなさそうだね…。」
ペルセポネー「う~ん…、まあね。あ、これかわいい!」ピカチュウに反応した。
ペルセポネー「これもかわいい!」ピッピに反応した。
ペルセポネー「ちょっといい感じかも。」ギャロップに反応した。
ペルセポネー「あ、かわいいかも。」イーブイシリーズに反応した。
ペルセポネー「あ、いいかも」ピチューに反応した。
ペルセポネー「あ、かわいい。」メリープに反応した。
ペルセポネー「あははははは。」ソーナンスに反応した。
ペルセポネー「かっわいい!」ヒメグマに反応した。
私「進化するとこうなっちゃうんだよ。」リングマを見せる。
ペルセポネー「えー、かわいくない!」
ペルセポネー「あ、かわいいかも。」ルリリに反応した。
私「これは?」ソーナノで止める。
ペルセポネー「んー、ちょっと気持ち悪いかも。」
ペルセポネー「あ!う~ん…でも泣いてるみたいなのがあんまりかな。」ジラーチに反応した。
だいたい傾向には気付いた。黒くて丸いお目目だ。
 
 
ね?中国で何か起こったでしょ?
若い死者が出たかもしれないね。よかったね、ペルセポネー。
ペルセポネー「うん…。」
 
ペルセポネー「…今日は楽しかったな…。おとうさんと…居られたから…(泣)。」
ペルセポネー「私おとうさん居なかったから寂しかった…(泣)。ずっと、寂しかった…(泣)。おとうさん優しいから…。おとうさん好き(泣)。おとうさんが欲しい!(泣)おとうさんが欲しい!(泣)」
うん…。寂しい気持ちは、私も同じだけど、ペルセポネーの強い気持ちまではおとうさんわかってあげられない。
同じ境遇になった事ないからね…。でも今だけは一緒だよ(泣)。ペルセポネーの傍にいるよ(泣)。
ペルセポネー「おとーさん…(嬉泣)。」
いい娘だね、ペルセポネーは。素直な、かわいい娘だね。
ペルセポネー「おとーさん…(嬉涙)。」うん。いい娘だ。かわいいね。
ペルセポネー「うん。ありがとう(嬉涙)。」
しっかりね。
ペルセポネー「うん。」
涙を拭いて。元気が一番。笑顔が一番。ね♪
ペルセポネー「うん。」
いつでもおいで。ヘラは怒るけど、私は嬉しいから。
ペルセポネー「うん♪」
今日はもうお休み♪
ペルセポネー「いや。」えーー…。
ペルセポネー「おとーさんさっき眠ってたじゃない。」あれは薬の効果で…。
ペルセポネー「私は眠ってないけどおとーさんの寝顔拝見しました。」
えーー…。恥ずかちい…(恥)。ヘラは?
ペルセポネー「出かけてる。時間の異なる外国に行ってるらしいよ。」……また放って行かれた…。
ペルセポネー「あんなおばさん捨てちゃえばいいんだよ。おかあさんと結婚してっ。」無茶言うなよ…。
お前眠くないのか?ペルセポネー「うん。」
こんな時間に(ニュース7で起きた)起きちゃうとは。まだ眠い…。
ペルセポネー「じゃあ私が添い寝してあげる。ピロートークしよう?」
(そんなときにヘラが帰ってきたら…。ひぃぃぃ…。)
ペルセポネー「どうしたの?」猫が外から帰ってきた。
今日は雨だ。インドラは雨の神で、ゼウスもあめふりぼしだけど、ゼウスの意味は「明るい空」らしいからね。
ペルセポネー「ねーまだ?」はいはい。
 
ペルセポネー「おとーさん…。(ギュッとしてくる。)」私は頭と頭を軽くゴッツンこした。
 
(ペルセポネーの寂しさは、ゼウスとの不倫で産まれた子達みんなに言える事だね…。だからこそオリュンポス十二神なんだろうけど。)